① 基本情報
神経学的重症度・全身状態
NIHSS採点は別アプリ(NIHSS採点アプリ)で。ここには合計点を入力してください。
② 重症度と全体像(NIHSS)
①でNIHSS合計を入力すると重症度と転帰の目安を表示します。
🚶 歩行自立の予測(TWIST)
Smith, Barber, Stinear 2017(Neurorehabil Neural Repair・予測的中95%)。発症約1週の①体幹コントロールテスト(TCT)と②麻痺側 股関節伸展筋力(MRC)で、独歩自立(FAC≥4相当)に至るか・いつかを判定します。
① 体幹コントロールテスト(TCT)
各項目 0=介助なしでは不可/12=可能だが異常な方法・要介助/補助/25=正常。合計0〜100点。
② 麻痺側 股関節伸展筋力(MRC 0-5)
✋ 上肢機能の予測(PREP2 / SAFE)
Stinear 2017(外部検証で的中78% Millot 2024)。発症約3日のSAFEスコア(肩外転+手指伸展のMRC和)と年齢を起点に、3か月後の上肢機能を4段階で予測します。SAFE<5ではTMS(MEP)が必要です。
🏠 退院先・転帰の見通し(総合)
年齢・病前mRS・NIHSSを入力すると、退院先の見通しの目安を表示します。
③ 離床開始前チェック
離床・運動負荷の前に確認。ひとつでも該当しない/不明があれば医師に確認を。安静度・血圧目標は必ず主治医の指示と施設基準を優先。
⛔ 運動中止・要注意の基準(目安)
土肥・アンダーソンの中止基準を基にした一般的な目安+脳卒中特有の注意点。数値は施設・病態で異なります。
ただちに中止/再開見合わせ
- 意識レベルの低下、あくび・冷汗・強い倦怠感
- 神経症状の増悪(麻痺の進行・構音障害・瞳孔不同・激しい頭痛・嘔吐)
- 収縮期血圧 >200 または <90 mmHg、拡張期 >120 mmHg(施設基準優先)
- 安静時心拍 >120/分、運動で40/分以上増加、危険な不整脈の出現
- SpO₂ <90%、強い息切れ・胸痛
- 発熱38℃以上、急な血糖異常(低血糖症状など)
脳卒中の型で特に注意
- 脳梗塞:進行性・BAD型は数日で増悪しうる。tPA/血栓回収後24時間は厳格な血圧・出血監視。主幹動脈狭窄では頭位・脱水で灌流依存の悪化に注意。
- 脳出血:発症急性期は血腫増大・再出血のリスク。血圧管理(収縮期の上限指示)を厳守し、離床は段階的に。
- くも膜下出血:脳血管攣縮期(発症4〜14日頃)は虚血リスクが高く、離床の可否・強度は必ず主治医指示に従う。
④ 問題点整理(ICF)
タップで下の欄に追記されます。急性期は「機能障害」と「廃用・合併症リスク」を早期に把握するのが要点。
💪 心身機能・身体構造
🚶 活動(現在のADL・基本動作)
⚠️ 廃用・合併症リスク
🏘️ 参加・環境・個人因子
⑤ 急性期リハの介入プロセス(時期別)
紫の項目は②予後予測の結果から自動提案されたヒントです。自由記載欄に自分の言葉でプランを書きましょう。安静度は主治医指示を優先。
⑥ 回復期・転院先への申し送り
予後予測と急性期の経過を、次の担当(回復期PT・ケアマネ)へ引き継ぐサマリーを自動生成します。編集も可能です。
※本ツールは学習・思考整理の補助です。予後予測は集団統計に基づく参考値であり、実際のゴール設定・治療方針・安静度は多職種カンファレンスと主治医の指示に従ってください。